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2024年12月24日

工場を見える化するメリットと活用例をご紹介

 現在、あらゆる分野でデジタルトランスフォーメーション(DX)が進行しています。
製造業においても、デジタル技術とデータ活用を通じて製造工程の最適化や稼働効率の向上を目指す「スマート工場」が注目されています。
 スマート工場化は、生産品質の向上や予知保全など、製造現場における多くの課題解決に役立つと期待されています。
 このような工場の最適化を実現するための第一歩が「見える化」です。
 製造・品質管理・システム部門や技術部門の担当者の中には、「工場をどのように見える化するのか」「見える化すると何ができるのか」といった疑問を持つ方もいるでしょう。
 この記事では、工場の見える化のメリットやその方法、見える化によって実現できることについて解説します。

1.工場を見える化するメリット

 工場の見える化とは、設備の稼働状況や製造情報、業務内容などをデータとして記録し、明確にすることです。
見える化を行うことのメリット
 課題の把握: 製造現場の課題が明確になり、効果的な改善策を立てやすくなります。
 属人化防止: 業務内容の標準化が進むことで、特定の人に依存しない体制を築くことができます。
 迅速な意思決定: データに基づく意思決定が可能となり、問題の早期発見と対策を迅速に行えます。

2.工場を見える化する方法

(1)生産実績の見える化
 工場の生産実績を一元管理し、どこからでもリアルタイムに状況を把握できるようにします。以下のデータが重要です:
 ・生産数
  在庫、仕掛品
 ・不良数

(2)生産設備の見える化
 生産設備の稼働状況を数値化し、具体的に示します。以下のデータ収集が必要です:
 ・設備稼働データ
 ・検査データ等
 稼働データの取得には、IoTセンサーやカメラ、アナログセンサー、PLCなどの機器と、データを蓄積・管理するツールが必要です。

(3)業務の見える化
 業務の見える化は、製造工程や業務内容を分かりやすく表面化することです。以下の取り組みが有効です:
 ・業務フロー図の作成
 ・紙媒体で管理しているチェックリストや報告書のデジタル化

3.工場で見える化を活用する例

(1)生産設備の遠隔監視
 設備稼働データを見える化すると、遠隔監視が可能となり、現場作業員の省人化や点検業務の属人化防止が実現します。また、予知保全により生産品質の向上が期待できます。

(2)人材育成・技術継承
 業務フローや手順の見える化により、業務の標準化が進み、人材育成や技術継承もスムーズに行えます。

(3)エネルギー管理による省エネ化
 エネルギー使用量を見える化することで、エネルギーロスを明確化し、効率的な運転制御や設備改善が行えます。

(4)データ解析による要因究明と対策
 データの一元化と解析により、品質の安定化や新たな製品・工法の開発が可能となります。

4.まとめ

 工場の見える化は、製造現場の課題把握、業務の標準化、迅速な意思決定に役立ちます。
 生産設備の遠隔監視、人材育成、エネルギー管理、データ解析など、多くのメリットが生まれ、スマート工場実現への第一歩となります。

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